ヤギの旅、そして人生

39歳無職が旅と人生のモロモロについて書いてます。NZ人と国際同棲中。

病みかけたので仕事辞めた流れと家族に話した時の反応

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今年の3月、ウツになりかけたので仕事を辞めました。

朝出社の準備をしていると涙が出る、ということが2日ほど続きまして。

 

病院の治験(医薬品の臨床試験)を活性化しようということで

新規立ち上げ要員として採用された私。

同僚はゼロ。

上司は60代の看護部長で歯に衣着せぬ近所のおばさんタイプ。

治験業務に携わった経験は一切ない。

「業務経験のない人がどうやって部下の管理をできるんだろう?」

と思うのだが。

 

治験コーディネーターとして就職した私がやるべきこと、

それは、病院内の治験に関する全ての業務を請け負うことだった。

通常、治験を行う病院では以下のように分業されている。

・治験コーディネーター:主に患者への説明、他部署の調整、報告書作成、医師補助

・治験事務局:主に新規案件の契約、経理、書類整理、委員会の開催

もしくは外部機関に委託する、という病院も多い。

なぜなら内容が専門的で、手間もかかるから。

 

初めはよかった。

「期待されている」「任されている」

という思いに満ち溢れていた。

 

でも働き始めて1週間たった頃には

「この職場ちょっとおかしいかも?」と思い始めていた。

 

まず悪い大仏みたいな顔をした病院の事務長(院長の次くらいに力持ってる)が

挨拶を返さない。

廊下ですれ違いざま、笑顔で「おはようございます♪」と話かけても

無表情のまま小さくうなずくだけ。

でもこの事務長、院長や看護部長には1トーン高い声で、できる営業マンみたいに話をして、腰も低い。

イヤなタイプだ。

こういう二面性を持った輩が上位にいる職場はろくなもんじゃない。

仲間と病院内でこっそり賭けマージャンもやっていたらしいからかなりのやり手だ。

 

次にやばいと感じたのは、上司の看護部長がやたらとべたついた人間関係の構築を推奨してくることだった。

「宴会に参加して人脈を作りなさい」「他の部署に友達作りなさい」

はい、余計なお世話です。

お互いが責任を持って自分の仕事をこなすことができればそれで良いと思う。

そこから自然に信頼関係って出来上がると思うし、

その結果仲良くなる、だったらいいけどさ。

 

そんな「あれ?」な気持ちを持ち始めたものの、

お金のために働かなくちゃーと思っていたのだが

1人でいろんなことをこなすのは結構大変だった。

量的に大変という意味では、ない。

残業をしなくちゃいけないような種類の大変さでも、ない。

「急を要さないけど重要なこと」がたくさんあった。

 

そして他部署との連携。

新参者はすごく気を使う。日常の忙しい外来に入り込まなくてはいけないから。しかも治験は通常診療よりもやることが多く、手続きも煩雑なので、結構嫌がられる。

ただでさえ忙しい看護師、クラークにとってみれば

「医薬品の開発は困っている患者さんだけじゃなく、将来の自分たちのためでもある」だなんてこと構っていられないのが実情だろう。

その気持ちは痛いほどわかるので、結局彼女たちには「なにか治験関連の出来事があれば連絡をくれる」よう伝えるだけ。すると何でもかんでもいつでもどこでも電話がきて、対応に追われることになる。

 

加えて厄介なのは、医者にも気を使わなくちゃいけないこと。

未だに「お医者様」気取りの医者は腐る程いる。

まともな医者以外は全部AI診療に置き換わればいいのに、と本気で思う。

 

そんなこんなで溜まった愚痴を

吐き出す相手はいない。

上司に言っても話を聞かないおばちゃんタイプだから

「友達作って飲みに言ったりしなさいよー」としか言わない。

しかもその職種の大変さも経験したことがないから

仕事の問題点やポイントも理解してもらえない有様。

 

ある時、私は将来のことを考えて仕事の一部を外部委託することにした。

すると上司が言い放った一言は

「あなたそんな忙しいの?残業だってしてないじゃないの?明日から業務日報出して」

だった。

 

仕事のことを全くわからない人にだす業務日報がいかに大変か。

用語の知識もなければ、一般的な業務の流れもわかっていない人に。

とりあえず、1日目の分を作って出してみた。

「もしわからない言葉とかわかりづらいところがあれば言ってください」という言葉とともに。

すると、上司が笑いながら言った。

「なにもわかんないわー、アハハハハ。お疲れ様ー」

おしまい。

 

え?聞かないの?どこがどうわからないのか、聞かないの?

私が日々何をしてるか知りたかったんじゃないの?

その瞬間私の中の何かが、プツンと切れた。

 

それから急激にやる気がなくなって

ある日朝涙が出るようになった。

帰りも歩く元気が無くてタクシーで帰ったりして。

 

そして辞めた。

休職することも考えたけど、

心療内科に行った次の日、上司に軽い抑うつ状態と診断されたことを伝えたら

「あー、だいたい仕事がイヤで心療内科行くと"抑うつ状態"て言われるもんなのよ」

と笑いながら言われた。

「しばらくお休みしたいんですが」というと

突然鬼のような表情になり

「診断書ないと休めないのよ」と言われ、

私が診断書を出すと、病んだ原因は自分なのか?休んで復帰できるのかと激しく詰め寄ってきた。

どう考えても無理だと思った。復職したところで環境は変わらない。

 

で家族に話した。

私:「結局辞めたんだよねー」

姉:「エーーー、もったいない・・」

私:「でもさ、体調崩してまで働く必要ないんじゃない?」

姉:「でも、それでも働かなくちゃいけない時があるんじゃないの?」

義兄:「ウンウン」

 

体壊してまで続けなくちゃいけないことなんて、あるわけない。

そして仕事辞めた時には"もったいない"って言葉よく聞く。

大企業や給料的に安定してそうな職場を辞めた時に言われる"もったいない"。

余計なお世話だと思う。

 

大手で働いてても、毎日ストレスしか感じなくて、給料日と週末だけが楽しみみたいな生活こそもったいないと思うのだが。。。